☆コトの発端は、さかき産松田と戦闘員産竜崎をくっつけてしあわせにしたい!!という願いが始まりでした…
さかき=松田視点、戦闘員=竜崎視点で交互に松Lを撃ち、物語を創造していく企画です。
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何故だろう。
松田の顔がにやけている。
例えばそれは、私がちいさなあの子たちにするように、
優しくほほえんでやったのだとしたら、その反応でもおかしくはない。
でも私は笑っていないし、それどころか酷く不機嫌不遜な態度であったと思う。
それにおどおどするならまだしも今の松田の態度はなんなのだ。
不可解。
私は何か笑われるような事をしただろうか。
気に食わなくて思わず絡んだ。
松田の顔がにやけている。
例えばそれは、私がちいさなあの子たちにするように、
優しくほほえんでやったのだとしたら、その反応でもおかしくはない。
でも私は笑っていないし、それどころか酷く不機嫌不遜な態度であったと思う。
それにおどおどするならまだしも今の松田の態度はなんなのだ。
不可解。
私は何か笑われるような事をしただろうか。
気に食わなくて思わず絡んだ。
それに対しての木訥な返事。
松田の言葉には嘘を疑う余地がない。
私に媚を売ってつけいろうとする人間は沢山いる。それだって当たり前で猜疑するのが常なのに。
こいつじゃ疑う自分が馬鹿みたいだ。
気が抜けそうになって、なんとかもちなおす。
もちなおそうとすると軽率な態度になってしまう。
調子が狂う。
「気に障ります」
ここまで侮辱されて
「…すみません」
怒らないで謝るのはもしかして彼のほうが大人なのかもしれない。
松田は随分と平静で、憤慨する様子が見られない。
落ち込むようすもなく、あっけらかんとして何か別のことでも考えているようだった。
拍子抜けした。もっと不快がられると思った。
呆れたのかもしれない。
自分だって呆れている。
どうして彼に対してここまで浅慮な態度が取れたのかがわからない。
彼を見ているとどうにもむずがゆい。
正面からぶつかってくるから。
私はどうにもそういうことに耐えうる人間ではない。
「竜崎。」
間の抜けた声。
翌日の夜、昨日に引き続きビデオチェックを繰り返していた最中だ。
思わず振り返る。
振り返るとは思っていなかっただろう松田が驚き不器用に笑って、「置いておきますね」と言った。
そのまま眺め降ろすと皿の上にミルフィーユフランボワ。
思わず松田を見た。
「あの、手の空いた時にね、食べてください。」
「松田さん。」
「あっ、はい。」
「…自腹ですよね。」
「はい、あ、でもこれそんな高くないですよ、500円くらい。」
なんて料簡違い。
自腹切ってまでするようなことじゃない。
もっと他に気のやりどころがあるだろうに。
力を使う方向を完全にマチガッている。
これが素なんじゃこいつがあんまりかわいそうだ。
「あの、」
「はい。」
「大変ありがたいですが何も出ませんよ。」
「えっ。」
誰かこいつに呆れずじっくり教えてやる奴はいないのか。
「松田さん、あなたの直属の上司は私ではなく夜神さんでしょう。私があなたを気にいったって、出世には繋がらないんですよ。」
歯に衣着せぬものいいだが事実だ。
遠まわしに言っても彼にはわからないだろう。
松田は少し目を見開き、押し黙ったあと、口をもごもごさせながら、
「竜崎は僕を気にいってるんですか」
と言った。
…論点がまるであっていない。
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